広瀬家の家訓、「エクソンモービルは売ってはいけない銘柄に指定されている」

こんにちは、雪越後です。

「Market Hack流世界一わかりやすい米国投資の技法」の著者、広瀬隆雄氏に言わしめた家訓が表題にある「広瀬家の家訓で「エクソンモービルは売っていけない銘柄に指定されている」」です。

また、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」の第一部に登場する、「スタンダードオイル」の流れを汲む企業です。この本は、米国株ブロガーの間で有名で、たびたび紹介されます。

 

まず、YouTubeから拾ってきた2017年石油売上高世界ランキングが以下の表です。上位10位に絞ってます。

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 上位1位と2位を国営企業です。3位のロイヤルダッチシェルは高配当銘柄で有名です(配当利回り5%超)。4位のエクソンモービルと7位のシェブロンは米国の連続増配年数のランキング、トップ50位に入っています(エクソンモービルは35年、シェブロンは30年)。

 

次に、業績とキャッシュフローを見ていきましょう。

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売上と純利益は直近6年間で半減してます。営業キャッシュフローも半減しており、業績を裏付けています。石油企業の売上は原油価格に依ってしまうのです。

 

以下の表は、直近6年間の配当額を表にしたものです。業績は半減しているにもかかわらず、増配を続けてます。増配率は2%で、インフレ分に相当します。

 

配当(ドル)
2012年 2.18
2013年 2.46
2014年 2.7
2015年 2.88
2016年 2.98
2017年 3.06

 

最後に、紹介したエクソンモービルは、いかなる状況下でも利益を捻出する企業と言われています。私にはその根拠がわかりません。エクソンモービルの決算書を読んでいるところです。そのため、この株はおすすめしません(でも私は所有しています)。

以上

次回は、一昨日(2018年4月20日)、10%以上の暴落をしたたばこ銘柄、フィリップモリスについて述べます。

 

 

VISAは成長銘柄。さらに株主思いな企業である。

こんにちわ、雪越後です。

VISAは、米国株ブログでよく記事になります。米国株ブロガーの記事を読んで頂ければ正確で、読みやすく楽しく理解できると思います。本当に血沸き肉踊りますよ。

クレジットカードは、一度所有すると他社のクレジットカードにのりかえることはしないのではないでしょうか?VISAは典型的なワイドモート企業です。VISA自身はクレジットカードを発行しておらず、決済ネットワークを提供した決済手数料を収益源にしてます。一度ネットワークを構築すれば、後はチャリンチャリン・・・課金ビジネスです。

そんなVISAが属するクレジットカード会社のシェアを確認しましょう。日経新聞社から引用しました。

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おそろしや、半分以上を占めてます。ワイドモート企業であるため、今後もこのシェアは続くと推定します。VISAの業績を確認します。

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売上は綺麗な右肩上がり。営業キャッシュフロー、純利益も増加傾向にあります。営業キャッシュフローマージンは、2017年に50%、2016年に36%、2015年に47%等々、広瀬隆雄の「Market Hack流 世界一わかりやすい米国投資の技法」にある15%を超えています。しかも、連続増配を継続して、自社株買いも盛んなんです。

 

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発行済株式数
(クラスA)
2012年 2,142,071,152
2013年 2,026,361,632
2014年 1,972,807,860
2015年 1,946,442,415
2016年 1,867,580,597
2017年 1,813,463,251

 ワイドモート企業で、高収益企業で、株主思いなVISAは、株主に長期にわたって恩恵を与えます。
次回は、エクソンモービルについて述べます。

以上。

プロクターアンドギャンブルの財務について

こんにちは、雪越後です。

PG(プロクターアンドギャンブル)の財務を見ていきましょう。

広瀬隆雄の「Market Hack流 世界一わかりやすい米国投資の技法」

chapter1を参考にします。

PGのキャッシュフローをyahooファイナンスから引用すると

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1 営業キャッシュフローが毎年着実に増えているか?

 横這いですね。成熟産業だからでしょうか。

2 営業キャッシュフロー>純利益を満たしているか?

  2017年は、純利益>営業キャッシュフローとなってます

3 営業キャッシュフローマージン15%から35%か?

 計算してみると、2015年は20.6%、2016年は23.6%、2017年は19.6%。

ここまでみると・・、微妙ですね。

ちなみに私は92株(平均取得単価84.96$)を保有しています。

今後もガチホールドです。

なぜなら、PGは連続増配を60年続けているからです。2017年の配当性向は74.8%でまだ増配余地がありますね。世界人口も増加傾向にあるので日用品の需要は続くでしょう。PG(プロクターアンドギャンブル)は、長期にわたって株主に恩恵をもたらすと思います。

次回は、ビザカードについて考察します。

以上。

プロクターアンドギャンブルについて

こんにちは

プロクターアンドギャンブルについて見解を述べます

まず、このグラフを見てください。

World Population Prospects 2017から引用したものです。

f:id:snowechigo:20180407205536p:plain 2100年にむけて人口は増加していき、日用品は必要になってきます。

 

 

次にこのグラフを見てください。

化粧品と紙おむつのシェアを示す円グラフです。

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2016年時点では、P&Gは他社より優位性があったといえます。

今後2100年にかけて、P&Gは人類に化粧品と紙おむつを提供してくれると思います。

次回は、P&Gの財務を見ていきます。