債務超過のフィリップモリス。それでも、経営者は株主に配当を支払う。
こんにちは、雪越後です。
4月20日、フィリップモリスの株価が10%以上暴落しました。理由は、日本市場で扱っているアイコスの売上が鈍化しているからとのこと。フィリップモリスの経営者は、今後、どのようにアイコスを扱っていくかを考えていることでしょう。フィリップモリス様、どうか弱小株主である雪越後のために働いてください。
フィリップモリスは、債務超過に陥っている企業です。日本市場では債務超過に陥った場合、一年以内に債務超過を解消しないと上場廃止です。一方、米国市場では債務超過だからといって上場廃止にはなりません。フィリップモリスは債務超過に陥っているのだからそれを承知で株主になれ!という思想です。
そんなフィリップモリスの世界シェアとキャッシュフローと業績を確認しましょう。
学生時代、煙草を吸う人を見て思ったことがあります。なぜかマルボロが多いですよね。そんなマルボロを扱っているフィリップモリス、世界2位です。ブリティッシュアメリカンタバコはケント、JTはメビウスが有名ですね。
営業キャッシュフローは増加傾向にないですね。営業キャッシュフローマージンは15%に届いていない。
売上は増加傾向にないですね。純利益も横這いです。今後のアイコスの売上に期待したい。
配当は連続増配で、直近の増配率は2.43%です。
最後に、フィリップモリスは債務超過になってまでも増配を続けてます。これは、増配を継続することが当然であるとい米国の文化によるものです。私は、債務超過になってまでも株主還元をする米国企業の株主でありたい。
以上。次回は、アルトリアグループです。